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在宅医療普及講演会「認知症を知り支える」を開催しました

2014/02/23 更新

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平成26年2月23日(日)午後2時から「まなび広場にいみ小ホール」で講演会を開催しました。
在宅医療を阻害する要因のもっとも大きいものが認知症であることに着目して、認知症になっても地域全体で支えることや認知症家族の思いを理解することが重要と考えて今回の講演会を企画しました。

開会にあたり開会あいさつと併せて太田新見医師会長が、地域の認知症の状況や新見医師会在宅医療連携拠点まんさくの活動等の紹介を行いました。

最初の講演は、真庭市のさくもとクリニック院長 作本修一先生が真庭市で実践されている活動について「認知症の方を支える地域ネットワーク作り」と題して講演されました。認知症を支えるための多職種連携情報共有シートの作成や認知症サポーター、サポーターを育てるキャラバンメイトなどの育成・スキルアップ・組織づくりを行い、眼科・耳鼻科を除く7割の医師会会員や包括支援センターに認知症の相談シートを置きその中で必要な方については認知症専門医につなげている等々の素晴らしい活動や認知症の他の在宅医療に関する活動も紹介いただきました。
また、平成26年度の活動目標として認知症の予防教室のさらなる普及、生活習慣病の認知症に対するリスクをセミナーで市民へ伝える等紹介いただきました。

続いて認知症家族の会岡山県支部代表 妻井令三先生には「認知症家族の思い」と題して講演をいただき、介護者のストレスについて介護者の生の声が入ったDVDを上映し、介護者が大変なストレスを受けることはわかるけれども、認知症の人と向き合うときに最も大事なのは「叱りつけないこと」
認知症を抱える家族のストレスを少しでも少なくするため、介護者は一人で悩まず相談相手・仲間を作ろう 「かかりつけ医」「専門医」に早く診てもらおう、地域包括支援センターに相談しようなどわかりやすくお話していただきました
集まっていただいた地域住民約130名が熱心に聞きいっておられました。

作本先生・妻井先生ありがとうございました。

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