高齢者の在宅医療で認知症は不可避の課題ですが、新見地区には精神科病院がないため、重度認知症患者の多くが隣接する高梁市の精神科病院で診断治療を受けています。新見医師会在宅医療連携拠点 まんさくでは、厚生労働省平成24年度「在宅医療連携拠点事業」の採択を受け、中山間地過疎地域における在宅認知症患者対策を重点テーマとして多職種連携モデル事業に取り組んでいます。
在宅医療連携拠点事業
「在宅医療連携拠点事業」は、できる限り住み慣れた家庭や地域で療養することができるよう在宅医療を提供する機関等を連携拠点として、地域の医師、歯科医師、薬剤師、看護職員、ケアマネジャーなどの多職種協働による在宅医療の支援体制を構築し、地域における包括的かつ継続的な在宅医療の提供を目指すとともに、今後の在宅医療に関する政策立案や均てん化などに資することを目的とした厚生労働省の事業です。