岡山プライマリ・ケア学会 研究会に参加しました。
2013/08/25 更新
平成25年8月25日(日)13:30~15:30 岡山衛生会館5階で岡山プライマリ・ケア学会・岡山県医師会の主催の研修会に参加しました。
連携シート「むすびの和」についてプライマリ・ケア学会宮原さんから説明があり、昨年からむすびの和をモデル事業として実施している浅口医師会福嶋会長から「むすびの和」について報告があり、行政とともに普及していくとの考えを示されました。
広島県尾道市 公立みつぎ総合病院名誉院長・特別顧問をされている山口昇先生が「地域包括ケアシステムと医療介護連携」と題して、30年前に先生が提唱され今や厚労省も推進している、地域包括ケアシステムについての必要性、実践、問題点、今後の方向性などのお話を聞くことが出来ました。
山口先生のお話は、在宅医療連携拠点まんさくの今後の活動に大変参考になるものでした。
特に、
・行政の縦割りの弊害(広島県では知事さんの大英断で解消!)
・地域包括ケアシステム構築の手法として、農村型(中山間地域型)・都市型・大都市型・団地型それぞれの地域包括ケアシステムを考えるべき
山口先生は、長崎大学大学院修了の後、公立みつぎ総合病院長として長く活躍され、その活動は、著書「実録 寝たきり老人ゼロ作戦」地域包括ケアシステムの構築をめざして~公立みつぎ総合病院45年の軌跡((株)ぎょうせい刊 2012年3月24日)に著されています。また、全老健会長や中央審議会の委員を歴任されています。
講演の底流には、患者のため、地域のために何をすべきか!この1点を追求する熱き情熱が絶えず溢れ続けていて、お話を聞いた人々にエネルギーを分け与えておられると感じました。