H27.3.12 岡山県訪問看護推進事業講演会 「繋がる、支える、地域医療をめざして」に参加しました。
2015/03/12 更新
平成27年3月12日倉敷中央病院総合保健管理センターで開催された岡山県訪問看護推進事業講演会に参加させていただきました。
開会にあたり、岡山県保健福祉部医療推進課の則安課長がご挨拶をされ、「地域医療を支えている訪問看護ステ―ションの皆様に、県内の先進的な取組を理解していただき、横のつながりを持って取り組んでいただきたい。」と話されました。
講演は新見市哲西町診療所の佐藤先生が「繋がる、支える地域医療を目指して~地域包括ケアとまちづくり~」と題して、先生が取り組まれてきた隠岐の島、哲西町での活動を紹介されました。その中で、先生は地域に来る医師は別の所から来られることが多く、その土地のことを知らないし、思い入れもない。だから、ただ招くだけでなく、地域住民もその地域の現状をよく理解して、その医師、地域を支える気持ちを持ち、育てていくことが大切で、それが地域づくりになっていくと話されました。また、哲西町診療所では小学生との交流も盛んに行われており、大きくなって医師や看護師になって、この地域に帰って来てくれるような子どもが出てきてくれるとうれしいと話されました。
講演後の訪問診療をされている医師からの「その情熱はどのように維持されているのですか?」とのご質問には、「大変だと感じることもあるが、この地域にきて家族を含めてよくしていただいた。また、周りの多職種も一生懸命がんばってくれているので、自分も頑張れていると思います。」と答えられました。
つづいて、訪問看護ステーションくろかみの小郷様が「訪問看護ステーションの地域における役割と連携について」と題し、事例紹介をされました。県南病院と連携を取りながら関わったケースなど具体例を出しながら話をされ、複数の医師にかかっている場合、指示書提供がない医師との連携が難しいなど課題についても話されました。
実際の取組や事例を通したわかりやすい説明で、地域医療の勉強をさせていただきました。