H27.1.19 平成26年度第2回先進事例伝達研修会に参加しました。
2015/01/19 更新
平成27年1月19日サンピーチ岡山で開催された平成26年度第2回先進事例伝達研修会に参加しました。はじめに岡山県保健福祉部医療推進課の則安課長からあいさつがあり、今後各自治体が取り組まなければいけない在宅医療連携拠点事業について勉強していただき、必要な医療・介護を地域で長く受けられるような体制作りを進めてほしいと話されました。
次に同課土橋主任より、来年度の在宅医療連携拠点事業の説明があり、今年度の取組に加えて入院時連携のルールづくりに取り組んで欲しいとお話がありました。
先進事例としては、退院支援ルール作成に先進的に取り組まれている姫路市健康福祉局保健福祉推進室の兼子係長、備前保健所東備支所 右近副参事がどのようにルール作りを進められたかを話されました。講演後の質疑応答では新見医師会太田会長もご発言され、行政が中心となりながら、医師会とも連携を図って進めてほしい。コメディカルの集まりは新見地域でも機能しており、貴重な集まりなので上手く維持して欲しいとエールを送られ、岡山県の担当者には中山間地での連携促進の為に、テレビ電話やネット環境を使った連携が業務の中で、診療報酬などの面も含めて行えるよう改革してほしいと要望をだされました。
そして、在宅医療・介護連携で全国的にも有名な、長野県佐久総合病院地域ケア科小松医長、同小梅診療所北澤所長が長年の取り組みを紹介されました。講演の中で、小松先生が「皆さんは地域包括ケアが目指すところは何だと思いますか?」と問いかけられ、「よく住み慣れた場所で最後まで暮らせるように支えることだと言われますが、中山間地や人口が減少していく地域でどうしていくかを考えないといけない。私は地域の健康を維持することだと思っている。社会がその地域の人の健康を決めるという研究があるが、私たちはそういった社会づくりをしたい。」と話されていたのが印象的でした。
在宅医療連携拠点まんさくでもネット環境を使った情報連携の実証運用を進めており、限られた資源を上手く利用し、新見市が住みやすい地域となるよう取り組んでいきたいと思います。