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H29.3.6 若年性認知症 理解・対応研修会に参加しました。

2017/03/06 更新

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H29.3.5 午後1時より新見公立大学 交流ホールで開催された「若年性認知症 理解・対応研修会」に参加させて頂きました。
 はじめに岡山県保健福祉部長寿社会課の方から、おかやま若年性認知症支援センターを開設されたこと、本人、ご家族だけでなく、地域の方や医療・介護関係者からも相談を受け付けている旨ご紹介がありました。
 講演は、まず片山内科クリニック院長 片山禎夫先生が「若年性認知症になったら困る事」と題して話されました。若年性認知症の方と関わる上で大切な事として、家族や周りが心配しすぎると、自分はダメになってしまったと思い込んでしまうことがあるので、出来ることは自分でしてもらい、難しそうなら簡単な声掛けから支援を始めることが必要と話されました。また、予防するためには、楽しく毎日歩くなど運動すること、魚を良く食べること、ミルクを1日1杯飲むこと(理由はわからないが疫学調査の結果)が大切と話されました。
 つづいて、認知症の人と家族の会 岡山県支部代表 尾﨑 善規様が「妻は若年性認知症 あっという間の10年でした」と題し講演されました。当初「~この先も在宅介護を続け共に生きていく~」とサブタイトルをつけておられましたが、2月25日に永眠されたとのことで、演題を変更して話されました。介護を振り返りながら、地獄の日々と仰る介護の難しさや一緒に死のうと考えた事、医療・介護サービスの方々に助けてもらいながらなんとか介護を続けられた事、その際に日々の様子をデータにして共有することが大切だと感じたことなどを話されました。
 若年性認知症の方と接する時のポイントや、実際の介護を通したご家族の思いを伺うことができ、大変勉強になりました。

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